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緑⾖の基礎知識

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緑⾖の漢⽅の基礎知識 〜緑⾖とは?〜

緑⾖は熱を取る「陰」商品の代表。
中国では薬としても使われるほど解熱効果が⾼く、ダイエットにもよく利⽤されている。
清熱解毒、利尿作⽤。
体に暑気があり、⽬や⼝が乾く時には特に良い。
熱性の⾵邪、神経のイライラなどにも効果があると云われている。

緑⾖の漢⽅の基礎知識

-緑⾖漢⽅-本草網⽬より漢⽅・翻訳⽂

緑⾖は中国の⼈にはよく知られたなじみの漢⽅⾷物であると聞いていたので、
正確に知りたいと原本を捜して翻訳しました。
翻訳者:ロータリークラブ奨学⾦留学⽣
宇都宮⼤学 ⼤学院 教育学部卒 中国⿊⻯江省出⾝
⽗親は漢⽅の専⾨家とのことで翻訳を依頼。

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緑⾖の薬効をかの有名な「中医⼤辞典」から発⾒した。
翻訳は中国古⽂で難解な専⾨⽤語もあり、困難な作業だった。
中医⼤辞典は4⼈に頼み、それぞれの漢⽅医や⽇本語訳の協⼒者のもとで訳した。

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緑⾖もやしの商品化開発時の企画、コンセプト

昭和から平成へ、中国産緑⾖へともやし原料の⼤転換期。

〜昭和61年10⽉13⽇〜
従来、⽇本に於いてはブラックマッペを原料としたもやしが圧倒的に多かった。
戦前からはミャンマー産ブラックマッペが使われてきた、その後、より太いもやしに育つタイ産ブラックマッペがここ30年間主流を占めてきた。
しかし全国的に、もやし原料を中国産緑⾖に切り替える業者が増えた背景を考えてみた。

1.タイ産ブラックマッペの連作障害等による品質低下によって中国産緑⾖が使われるようになった。
2.太さ、⻑さ等の⾒た⽬の良さでタイ産ブラックマッペより緑⾖が選ばれるようになった。
3.流通段階で他店との差別化商品が求められてきた。
4.流通の温度管理が進んで⽇持ちの点で難点のあった緑⾖が使えるようになった。
5.もやしと⾁の消費量が多い沖縄では以前から緑⾖が使われてきた。

世界最⾼のもやしを求めて、タイから台湾・中国、アメリカ、オーストラリアへ。

原料産地を⾒るとき地球サイズで物を考え、政治⾯、経済⾯、環境⾯で安定し品質の最ももやしに適した原料を開発するべきである。
ここ数年間タイ国南部、中部地区から北部地区。台湾、中国北京市、河北省の張家⼝。⼤連市、吉林省の⻑春、⽩城、桃南、通楡。内蒙古⾃治区。
アメリカはカルフォリニア、サリナス地⽅。オレゴン。
テキサス州ダラスやサンアントニオ。オーストラリア等と、各国のもやし⽤、かいわれ⼤根⽤、アルファルファ等の種⼦を求めて⽥舎の畑まで⼊り込んで農家の⼈々や集荷業者と多くの⼈々から種⼦についての知識を得ることができ、訪ねた各国の華橋系のもやし業者と接触し世界的にみたもやし事業の展望等知ることができた。
こうした中から、近年、もやし原料は中国東北部(内蒙古自治区、吉林省、黒竜江省)の緑⾖が良品質であることから、当社では、この地域の種⼦を使ってもやしを栽培している。

⼯場内は、緑⾖の品質に合わせた育成環境の整備や洗浄・パッケージラインの設計等により、より高品質なもやしを追求している。

タンパク質と糖度の⾼く美味しい最⾼品質のもやし。

⽇本酒の吟醸酒のように清潔で良質な⽔と、世界中の種⼦の中から、もやしに最も適した緑豆を厳選し、最新の設備を導入した⼯場で、上原園60年の発芽技術ともやしに対する深い愛情で、より美味しく、安全なもやしを⽬指す。

現在、緑⾖を利⽤している業者は、中国⻄南地方で取れる「⽅緑⾖」と中国⼈が呼ぶ種⼦を使⽤する例が多い。これは栽培のしやすさ、温度に対しての強さを持っている反⾯、味の点で劣る。

中国東北地方の種⼦は「明緑⾖」と産地では呼んでいる種⼦で、タンパク質含有量が方緑豆より⾼いため太いもやしになり、糖度も⾼くなるため味が良いもやしになる。

■⽅緑⾖…中国⻄南地⽅(⼭⻄、陜⻄省) ⾖の⽪の⾊はダークグリーンで⾓ばっている。

■明緑⾖…中国東北地⽅(内蒙古自治区、吉林省、⿊⻯江省等) ⾖の⽪の⾊は明るい緑⾊。丸まっている。

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緑豆生産の様子

1.土地の選定

緑豆は乾燥から半乾燥の地帯に優勢な作物です。
痩せた土地に耐えるが、肥沃な土地であれば産量は増える。
一般的に中等、あるいはそれよりやや上の肥料水準で管理する。
丘や傾斜地等、水はけの良い所、平地であれば高めの畑を選ぶこと。
土壌の透水性が良い土地での栽培が適する。
低く水はけの悪い所、連作の畑、また2年間続けて豆類を作った畑は避ける(病気が起きる)。

種まきについて
2.種まきについて

5月下旬~6月上旬の気温が温かく雨で湿っている畑に緑豆の種子をまき、土をかぶせる。
地表の一番良い温度は13℃~15℃。種まきの土の厚さは地表下5~8cmが良い。種まき時期が早すぎると出苗が遅れて荒れやすく良くない。
雨が降らず、種まき時期が遅れた場合、秋の収穫前に早霜の心配がある。
近年、中国の国策により一部地域では潅漑設備が普及しはじめ種まきについても計画的に出来る体制が整備されつつある。

種まきについて
3.管理

緑豆の生長は他の作物より遅い、3~4枚の葉をつけた頃、一回間引きをする。
10,000㎡あたり15,000~17,000株が適当、除草作業は3回(緑豆のまわりの雑草を手作業とトラクターを使って)。

管理
4.肥料について

肥料を使用すると産量が多くなる。品質も良くなる。
色、粒経、緑豆内成分(脂肪、蛋白質などの含有量)
種まき前の早い内に種肥(主な肥料:P肥)として有機質肥料(推肥)を畑に撒き散らし、土に深く敷き込む。
除草中にN肥料を追加する、平準の割合はN:P=2:1です(土壌成分によって変わります)。
近年、推肥よりも、買った肥料が収量の増加でそれに見合うとのことで化学肥料が中国でもたくさん使われるようになっておりますが、有機質肥料の畑よりも化学肥料の畑の方が害虫の発生が多く見受けられるのは私の偏見しょうか?生態系に悪影響が出ているのでしょうか?

肥料について
5.収穫

緑豆の品種によってはさやがはじけやすい品種がある。
はじけやすい品種によっては時期を分けて(1番取り、2番取り)収穫する。
そうでないと1回取りで良い。

収穫

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